顔面神経麻痺の症例
症例①(昭和58年生、男性)
顔のゆがみ、顏の麻痺が気になりご相談に来られました。
5年ほど前より顔の右半分の筋肉が固く張ったようになり笑ったりすると表情が崩れるとの事。
表情が右側に引っ張られるようになったり、口を開けようとすると右に曲がって開いたりしてしまうとおっしゃっていました。
漢方の種類としては、
①自律神経を調節する煎じ薬
②気分を楽にしてくれる錠剤
の2種類を出させて頂きました。
漢方服用開始から4ヶ月、顏が少しずつ動くようになってきたとの事。
前より表情が作れるようになっているとおっしゃっていました。
漢方服用開始から8ヶ月、大分動かしやすくなっているとの事。
漢方治療開始から1年6ヶ月、違和感なく過ごせているとおっしゃっていました。
その後ストレスがかかった時は違和感が出る時がありましたが、比較的調子良く過ごせているとの事。
再発予防の為、錠剤のみ飲んで様子を見てもらっています。
症例②(昭和57年生 女性)
数日前に朝起きたら顔が動かなくなった為病院に行った所、耳性帯状疱疹(ラムゼイ・ハント症候群)と診断。
顔面麻痺を治したいとの事でご相談に来られました。
右顔面麻痺が酷く、口や顏の筋肉が動かしにくいとの事。
最近忙しくしていたのが原因だと思うとおっしゃっていました。
帯状疱疹に使う事の多い
①麻痺を良くする漢方薬
②ウイルスを除去するカプセル剤
の2種類を出させて頂きました。
漢方服用開始から1ヶ月、口の動きが良くなっているとの事。
最初よりは動かしやすくなってきているとおっしゃって頂けました。
漢方服用開始から2ヶ月、大分動きは良くなっているとの事。
動きが改善している為、ご本人の希望により治療終了となりました。
体質改善の為にもう少し漢方薬を服用して頂きたかったですが、早期での漢方の服用開始で改善が見られ安心いたしました。
引き続きこの調子で改善がみられていくと何よりですね。